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case:2

2019/11/03

靴によって、どのような磨き方、補修の仕方が良いかは
お客様のなりたい姿やライフスタイルによって決まると考えておりますが
靴自身の仕様や背景によっても左右されるものと考えます。

今回はこちら。

メンテナンスは今までされなかったとのことですが
ガシガシ履いてなんぼなトリッカーズの履き方としては
個人的にはすごく好きです。

全体的な退色と、つま先部分の傷、色抜けが気になって
最近履かれていないとのことで
より永く履いていただけるように
磨きのメニュー内で収めてご提案いたしました。
前回のレッドウイング同様
傷を分からなくすることもできるのですが
今まで共に歩んできたからこそできた傷は
トリッカーズの場合、活かしても良いと考えてます。
自然にできた傷はそのままで、でもご依頼いただいた箇所はきちんと。
ご提案させていただき、磨かせていただきました。

いずれもクリームには無い色でしたので
調色を行い、それぞれ磨いていきます。
最後に軽くポリッシュをかけて
深い傷が入らないように、また傷が目立ちにくいように仕上げております。

傷自体は消していません。

もちろん、今後もし必要であれば傷補修を行っても良いかとは思います。
ただ、たとえ傷がついていたとしても
磨きあげることで、また違った魅力が生まれ
無傷なものより深みが増すこともある、というのを
ご依頼いただけたこの靴で
伝えられていると幸いです。

ご依頼、誠にありがとうございました!
Glacage boots         ¥3,000(お預かり)

当店はその場磨きは基本的にご予約が必要となりますが
もちろん当日ふらりと来られた際に枠が空いてましたら
磨かせていただきますし
シューケア用品や洋服・服飾雑貨の取り扱いもございます。
どうぞ気兼ねなく、遊びにいらしてください。
ケア内容や傷補修などのご相談も、随時承っております。

スケジュール確認やご予約・アクセスはコチラから。

Glayage KYOTO
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