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case:3

2019/11/10

完全に消さない傷補修を提案している内容の記事(case:1 , case:2)が多かったので
もしやそもそも傷補修が下手なのでは…と思われている可能性があるので
今回は現状回復に近い補修を行ったケースを。


こちらです。
一見すると綺麗にも見えるのですが
つま先部分の傷が気になるとのこと。


ポリッシュをかけているので艶自体はあるのですが
鏡面部分を超えて傷が付いているということが確認できます。
目立たないようにしたいとのご依頼ですので
今回は限りなく元通りにできるよう施術を行います。
まずは鏡面を全て剥がします。


左は元から見えている傷が確認できますが
右はポリッシュで隠れていた傷も見つかりました。
革が完全に無い部分もあるのですが
自然になじむように限りなく、補修を行います。


こんな感じです。
こちらは素仕上げの状態。
ここからもう少し毛穴を再現して現状通りにポリッシュをかけます。
完成品が、こちら。



コバ調整前の画像ですみません..
限りなく忠実に再現を行いました。
もちろん全てが全く分からないようにできる..というものではございません。
傷の深さや素材、革目によってはこの限りでは無いのですが
不意に傷が付いてしまったショックな出来事や思いを
できる限り軽減できるように努めて参ります。
お気に入りだからこそ、少しでも気持ちよく履いていただきますように。

ご依頼、誠にありがとうございました!
傷補修      ¥3,000(1箇所につき)
Glacage boots         ¥3,000(お預かり)

当店はその場磨きは基本的にご予約が必要となりますが
もちろん当日ふらりと来られた際に枠が空いてましたら
磨かせていただきますし
シューケア用品や洋服・服飾雑貨の取り扱いもございます。
どうぞ気兼ねなく、遊びにいらしてください。
ケア内容や傷補修などのご相談も、随時承っております。

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Glayage KYOTO
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