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case:1

2019/10/27

靴磨きと関係の無い内容が多かったので、今回は靴磨きのお話。

靴にできた傷は、どこまで直したいですか?
痕跡が全く分からなくなるまでなのか
少し残っていても許容とするのか
それともそのままガシガシ履いていくのか。

お客様自身がその靴をどのように履いていくか
また、傷の種類も意図せずできたものなのか
歩き方やライフスタイルなど、通常使用によってできたものなのかによって
ご提案する内容も変わっていきます。


今回はこちら。
レッドウイングのブーツらしい使用感です。
ケア自体は行われていないものの
たくさん履かれて、ご愛用されている素敵なイメージが思い浮かびます。


傷補修の該当箇所。
こちらは意図せずできてしまった傷。
今回はこれが直るのかどうか、というご依頼でした。
普段からガシガシ履かれているからこそ
気になる傷は気になるもの。
ただし、そこだけ跡形も無く補修したとしたら
その部分だけ別物になってしまいます。
自然に、尚且つ革の経年変化は活かしておく。
傷補修に加えて、より永くご愛用いただけるように
保革と捕色も併せて行います。


補修後です。
今回は周りとの調和を考え、少し粗く仕上げました。
元々の毛穴はもう片方の足を確認し、可能な限り再現しております。


全体です。
今回傷補修はかかと部分のみのご依頼なので
つま先部分等はそのままクリームのみで仕上げております。
全体感を踏まえた傷補修と
経年変化を永く楽しめるようなメンテナンス。

状態にもよりますが
もちろん痕跡が残らないように傷補修することも可能です。
靴とどのように付き合っていきたいのかが
ひとつの判断材料になるかと思います。

ご依頼、誠にありがとうございました!
傷補修3week〜  ¥3,000(1箇所)
Standard boots         ¥1,500(お預かり)

当店はその場磨きは基本的にご予約が必要となりますが
もちろん当日ふらりと来られた際に枠が空いてましたら
磨かせていただきますし
シューケア用品や洋服・服飾雑貨の取り扱いもございます。
どうぞ気兼ねなく、遊びにいらしてください。
ケア内容や傷補修などのご相談も、随時承っております。

スケジュール確認やご予約・アクセスはコチラから。

Glayage KYOTO
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