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オーダー製品の話:ジャケット

2025/06/27

前回の記事シャツ・トラウザーズ カバーオール

ジャケットだけはやってないんですよ

オーダー製品を展開して、初めてご紹介する方に聞かれる質問。
---ジャケットは展開されていないんですか?
ジャケットだけはやってないんですよ..
毎回そう答えるたびに、なんでやねんと言われてきました。
もともとコンプレックスを解消したかったのと
自分がカッコいい!と思える洋服を着用したかったのが
オーダー製品を始めたきっかけで
カッコいいを共感したくって
そしてコンプレックスをスタイリング次第で
解消できることを伝えていきたいと思い
今もこうして展開しております。
当初はそこにジャケット、という選択肢は入れていなかったんです。
仕事柄、ガチガチのジャケットを着用する頻度も少なく
アパレル時代はスーツやドレススタイルをメインに着用していただけに
天邪鬼みたいに、ジャケットから距離を置いていた節がありました。
それでも心の奥底にはあったんです。
ジャケット展開、いつしよう。

パターンオーダーで展開するからには
セレクトショップに近い価格設定にしたかったのと
補正範囲はセレクトショップよりも多くしたかった。
自分が求めるジャケット像と
実際それが可能になる縫製工場。
そして金額面でも納得できるかどうか。
ベンチマークするには大きな業界すぎるけれども
自分のアパレル人生の多くを形成してきた場所なので
そこを基準に考えたかった。

構想から、2年弱..ついに展開できることになりました。

Glayage KYOTO “Moderate”シリーズ

ベースの型紙から”中庸”をキーワードに
ディテールと寸法を選定し
Glayage KYOTOらしさを少し加えた”Moderate”シリーズ。


Jacket: Moderate ¥60,000+tax~

Suit: Moderate 02 model  ¥75,000+tax~

目指したのは、中庸。

Glayage KYOTOの展開しているアパレル製品には
ハウススタイルが無いと以前から話しております。
ベースとなるジャケットには、ハウススタイルを感じさせないように
普遍的で、中庸なデザインを採用しております。
その中で、少しGlayageKYOTOらしさを入れ込んでおります。

ゴージラインは今の流れからすると、少しだけ高め。
中庸さを求めたときに
最近のゴージラインだと、どうしても色がつきそうだったので
この高さを採用しました。
腕周りは少し広げて、ゆとりを持たせております。
靴磨き等、作業する上で袖がぴったりしすぎると
どうしてもストレスに感じてしまって
もうちょっとゆとりが欲しいな..と思ってました。
フロントは少し流れるようなフロントにしており
こちらも作業する時にボタンを開けてもサマになるようなディテールに。
ウエストは少し絞って、色気も欲しい。
バストとウエストの差寸をドロップ寸というのですが
このドロップ寸が大きければ大きいほど傾斜が強く
小さければ小さいほど、ボックスシルエット寄りになります。
ボタンを開けることも意識して、ドロップ寸を少し大きくすることで
だらしない雰囲気にならないように調整しております。
Glayage KYOTOらしさを入れようと思うと
今のライフスタイルに合うようなディテール選定になるので
ピタッとした、色気がめちゃくちゃ出るようなジャケットではなく
実務に寄ってるジャケットになってきます。
でもサンプルを作っていると思ったのが
意外とこのライフスタイル上で日々を過ごされている方
いらっしゃるんじゃないかと思いました。

・デスクワークや腕が前に出る作業が多め
・普段フロントボタンは開けている
・無理してまでジャケットを着たくはないが
シーンによって着用しないといけない場面がある
・ジャケットを着るからには、多少の色気は欲しい
・手持ちの洋服にも合わせられるような、個性が多くないジャケットがほしい

少し挙げただけでも、なんだか需要がありそうな気がします。

目指したのは、中庸です。

カッコいい、は着用される方の今までのファッション人生の中にあります。
そこにそっと背中を押せるぐらいのジャケットが、ちょうどいい。
Glayage KYOTOが提案する”Moderate”は、そんな位置付けです。

改良した、02model

Suit: Moderate 02 model  ¥75,000+tax~

“Morderate”シリーズの展開に併せて
ゲージサンプルの組下は、”Signature” 02modelの改良型を採用しております。
01モデルはそのまま組下としてオススメもしているのですが
Glayage KYOTOらしさを提案したくって
よりModerateシリーズに合う02modelを作成しました。
股上は従来のものよりも少しだけ浅くし、裾幅は少し広く。
ジャケットのフロントボタンを開けた時に
よりしっくりくるようなバランス。
Signature 02modelよりも、ドレスっぽい..という表現だと語弊が出そうなのですが
ジャケットと相性の良いバランス感に仕上げております。

これだけしっかりと書いてはいるのですが
例えばもっと細くしたい。
もっとゆったりしたい。
ゴージラインを下げたい。
ダブルジャケットを作りたい。

もちろん可能です。

パターンオーダーの制約はございますが
基本的には仕上がりのバランスが逸脱しない限りはお応えできたらと考えております。
だからこそ、モデル名は”Moderate”
皆様のスタイリングに適度に、そして優しく寄り添えるような
そんなジャケットを目指しております。

ぜひ一度、ご覧になってみてください。

 

 

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Glayage KYOTO
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